概 要

種子島は、本土最南端の佐多岬より、南東40㎞の位置にあり、南北約58㎞、東西約5㎞12㎞、海岸線総延長約186㎞一番高いところで約282mと低く平らで、農地に恵まれた豊かな土地が広がる。南北に細長い形状が特徴的で、北から西之表市、中種子町、南種子町の1市2町に分かれている。人口は約33,000人、面積が約445(鹿児島県内離島の中では、人口が奄美大島についで2番目に多く、面積は奄美大島、屋久島についで3番目に大きい。)全国有人離島の中で5番目の大きさである。

気候は「亜熱帯性気候」であるが、冬場は北西の季節風が吹き込むことが多く、実際の気温よりも体感温度が低く感じる。6月の梅雨時期は、雨が多く、湿度の高い日が続く。夏場は、南国を感じさせる強い日差しがふりそそぐため、急激な日焼けには要注意である。日焼けと同様に要注意が「台風」の接近である。

種子島の観光資源といえば、鉄砲伝来の地「門倉岬」日本で唯一実用衛星の打ち上げが行なわれている「種子島宇宙センター」が有名であるが、昨今は、全長12kmの砂浜が続く「長浜海岸」など、表情豊かな海岸線が見直され、注目されつつある。マリンスポーツの代表格といえば、「サーフィンが有名だが、「シーカヤック」や「スキューバーダイビング」など多くのマリンスポーツも充実している。

種子島アクセスマップ

歴史・文化

日本一が多い種子島黒潮が育んだ種子島種子島の民俗芸能

日本一が多い種子島

種子島といえば、「鉄砲伝来の地」として教科書でもおなじみである。1543年9月23日(天文12年8月25日)、種子島の南端「門倉岬」に一艘の明国船が漂着。その船に乗り合わせていたポルトガル人が手にしていた「火縄銃」を見て、14代目島主種子島時尭は2丁購入し、鍛冶師の八板金兵衛に複製を命じ「国産第一号の火縄銃」が完成した。

種子島には、鉄砲以外にも黒潮海流に乗って伝えられたものがある。「唐芋(からいも=サツマイモ)」は琉球から種子島に伝えられたといわれており、日本で始めて唐芋(からいも=サツマイモ)の栽培を行なったのが種子島である。白米の原種といわれている「赤米」も黒潮に乗ってやってきた。種子島が米どころであることは意外と知られていないのではないだろうか。種子島は、日本一早い新米を出荷している。

日本一古い生活跡が見つかった「横峰遺跡」。世界一古い落とし穴が見つかった「大津保畑遺跡」157体の人骨と、44000個に及ぶ貝製品が出土した国指定史跡「広田遺跡」など、学術的に重要な遺跡が点在しているのも種子島の魅力である。

黒潮が育んだ種子島

種子島は黒潮の影響を受けて、様々な文化や物の流入があった。先に紹介した、火縄銃、唐芋(サツマイモ)、赤米以外にも、火縄銃と同じくして伝えられたと言われているハサミや、イギリスの座礁船が救助のお礼に島民にプレゼントした「鶏(インギー鶏)」などがある。また、文化の交流では、弥生時代から本土と南西諸島との海上交通の要衝となっていたようである。近代に入ってからは黒潮海流により大阪、京都の商人との交流が盛んで、島内で京言葉「・・・申す」などが使われていた時代もある。最近でも「おおきに」は島の人たちがよく使う言葉である。

種子島の民俗芸能

種子島の民俗芸能には6つの県指定無形民族文化財がある。

  1. 「現和の種子島大踊」   西之表市   (詳しい情報はイベント10月に記載
  2. 「横山の盆踊」       西之表市  (詳しい情報はイベント7月に記載
  3. 「深川の面踊」       西之表市  (詳しい情報はイベント10月に記載
  4. 「源太郎踊」         中種子町  (詳しい情報はイベント11月に記載
  5. 「平山の座敷舞」           南種子町  (詳しい情報はイベント1月に記載
  6. 「平山の蚕舞」       南種子町  (詳しい情報はイベント1月に記載

琉球との交流が盛んであったことから琉球芸能が伝わった例もある。

ヨンシー踊り (西之表市現和庄司浦)

工 芸

種子鋏(たねばさみ)能野焼(よきのやき)・種子島焼

種子鋏(たねばさみ)

鉄砲伝来と同じくして伝わったといわれている種子鋏は刀と同じ製法で作られており切れ味がよく、刃と刃が微妙に重なるよう精巧に作られているため使えば使うほど切れ味がよくなるのが特徴である。

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能野焼(よきのやき)・種子島焼

種子島の焼き物は、鉄分を多く含んだ土を使い、釉薬を使わず登り窯で焼き締めを行うため、ずっしりとした重量感と素朴な風合い、炎によってできた陰影が美しい。種子鋏と同様に使えば使うほど味わいが増すのも特徴のひとつである。

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みどころ

ロケットの打ち上げ火縄銃の試射様々な表情を見せる海岸線低く平らな島を見渡す高台からの眺め

ロケットの打ち上げ

ロケットが打ち上がる爆音は、迫力があり感動を覚える。多くの人たちに見てもらいたいが、予定された打ち上げ期日に打ち上がらないこともあり、打ち上げ直前に延期となる場合もあるため、予定していた旅行日程内に打ち上げが行われないこともある不便な面もある。

ロケット打ち上げ見学場紹介 宇宙ヶ丘公園前之峯グランド長谷展望公園

ロケット打上

火縄銃の試射

ズドーンという大きな音、火縄銃の試射も迫力があり、火薬を詰め火ぶたを切る鉄砲隊の勇壮な姿は必見である。8月に行われている「 鉄砲祭り 」(西之表市)をはじめとする大きな祭りで試射を見ることができる。

祭りについての詳しい情報はコチラ

様々な表情を見せる海岸線

種子島の東側(太平洋)と西側(東シナ海)では、まったく異なった印象の海岸線が続く。東側は岩場が多く、犬城海岸の「馬立(またて)の岩屋」や熊野海岸の「千座(ちくら)の岩屋」などの海蝕奇岩が有名である。一方、西側は砂浜が多く北から南へ、「浦田海水浴場」「よきの海水浴場」「長浜海岸」と続く。中でも長浜海岸は12キロの砂浜が続く壮大なロケーションで春には「ウミガメの産卵地」でもある。

海水浴場についての詳しい情報はコチラ

海岸線

低く平らな島を見渡す高台からの眺め

種子島の山は最高地点で282メートルしかなく、「天女ヶ倉(あまめがくら)」西之表市)に登ると360度のパノラマを楽しむことができる。「七色坂展望所」(南種子町)からは、田園と防風林、白い砂浜、青い海が層をなす、種子島ならではの景色を楽しむことができる。夜になると町から少し離れるだけで、満点の星空を眺めることができる。

展望所に関する詳しい情報はコチラ

眺め



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